【初心者向け】FXエリオット波動の基本サイクルとは?第3波の見つけ方とトレード手法を徹底解説

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チャートに波の番号を振ったのに、翌日には数え直しで手が止まる。

「今は何波目なのか」がわからないまま、エントリーをためらっていませんか。

結論から言うと、エリオット波動は3つのルールで波を数え、第3波の初動を損切りとセットで狙うのが基本です。

この理論は過去の値動きの傾向を整理したもので、将来の相場を確実に言い当てるものではありません。

私はこの限界を前提に、他の指標と組み合わせて判断材料の一つとして使う形をおすすめしています。

読み終えるころには、トレンドのどの段階にいそうかを落ち着いて考えられるようになるはずです。

この記事でわかること

  • エリオット波動の基本サイクル(上昇5波・下降3波の計8波)の仕組み
  • 利益を狙いやすいとされる「第3波」の特徴と見つけ方
  • エリオット波動を実戦で使う際のコツと注意点

なお本記事は情報提供が目的であり、特定の売買を推奨するものではない点をあらかじめご了承ください。

エリオット波動の基本サイクルとは?上昇5波・下降3波の仕組み

エリオット波動の基本サイクル(上昇5波・下降3波)のイメージ図

エリオット波動は、相場が「推進5波+修正3波」の計8波で1つの周期を作るとする理論です。

ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した「相場は一定のサイクルを繰り返す」という考え方で、人の心理が反映される株式やFXの市場で古くから注目されてきました。

トレンドの方向へ進む「推進5波」と、その反動で調整が入る「修正3波」がセットになります。

【推進波(1〜5波):トレンドの方向へ進む波】

  • 第1波:新しいトレンドの始まりの波で、多くのトレーダーはまだ半信半疑です。
  • 第2波:第1波に対する調整の下落で、上昇分の50%〜61.8%ほどを戻すことが多いとされます(あくまで目安です)。
  • 第3波:トレンドが本格化し、比較的力強く長く伸びやすいとされる波です。
  • 第4波:利益確定の売りによる、緩やかな調整の波です。
  • 第5波:トレンドの最後の伸びで、遅れて参加した買いで形成されるといわれます。

【修正波(A〜C波):トレンド終了後の反動】

  • A波:上昇トレンドが終わり、下落へ転換していく最初の波です。
  • B波:一時的な反発の波で、第5波の頂点を超えられないことが多いです。
  • C波:本格的な下落へ進みやすい波です。

波を数えるときに守る3つのルール

推進5波には、理論上「これが崩れたら数え方が間違い」とされる3つのルールがあります。

  • 第2波は、第1波の始点を下回らない
  • 第3波は、第1波・第3波・第5波の中で最も短い波にならない
  • 第4波は、第1波の値幅の領域(第1波の高値より下)に重ならない

この3つは目安ではなく定義なので、当てはまらない数え方は捨てて数え直すのが原則です。

実際の値動きは教科書どおりに整わないことも多く、後から振り返って初めてきれいな波形に見えるケースも少なくありません。

3つのルールの見極め方はエリオット波動3つの鉄則の記事でも詳しくまとめています。

FXの王道!比較的利益を狙いやすいとされる「第3波」の魅力と見つけ方

エリオット波動の第3波を狙うトレードのイメージ図

第3波が注目されるのは、推進波の中で「相対的に力強く、長く伸びやすい」傾向があるとされるからです。

ただしこれは経験則で、第3波が短く終わったり、第1波や第5波の方が伸びたりすることもあります。

リアルタイムで第3波の候補を見つけるポイントは、次の2点です。

1. 第2波の戻りの深さをチェックする

フィボナッチ・リトレースメントで、第2波が第1波の50%〜61.8%ほど戻したあたりに注目します。

ここが第3波の起点になりやすいとされますが、それ以上戻すことも、浅い戻りで反転することもあります。

2. 第1波の高値を上抜けた瞬間を狙う

目安として意識されやすいのは、再上昇で第1波の「高値」を上抜けた(ブレイクした)瞬間です。

ダウ理論上の上昇トレンドも確認されやすくなるため、買いが集まり勢いのある値動きにつながることがあります。

ダマシに備える損切り位置の考え方

高値を抜けたように見えてすぐ押し戻される「ダマシ」は、一定の頻度で起こる前提で備えます。

エントリーを検討するなら、ブレイク後のローソク足の実体が押し戻されていないかを確認してから入る方法があります。

損切りラインは、買いの場合で第2波の安値の少し下に置く考え方が一般的です。

ここを割ると、今回の波動カウントが崩れている可能性が高いからです。

さらに第1波の始点まで割れたら、ルール1に反するため上昇5波のシナリオ自体を捨てる合図になります。

損切り幅が広くなりすぎるときは、エントリーを見送るか取引数量を小さくして、1回の損失額を事前に決めた範囲に収めます。

損切り幅と狙う値幅のバランス(リスクリワード)を先に決め、想定と違えば撤退することが欠かせません。

「1波を確認し、2波の押し目を待ち、3波の初動に乗る」が代表的な考え方ですが、毎回きれいに現れるわけではありません。

エリオット波動を実戦で使う際の注意点とコツ

エリオット波動と他のインジケーターを組み合わせるイメージ図

実戦では、カウントの主観を前提にして、他の指標で裏付けを取ることが大切です。

盲信すると「後から見れば波動だが、リアルタイムでは分からなかった」ということになりかねません。

注意点①:カウントは人によって異なる(主観が入りやすく、ダマシもある)

「今が何波目か」を数える作業には主観が入りやすく、同じチャートでも人によってカウントが割れるのは珍しくありません。

都合の良い解釈を避けるには、先ほどの3つのルールに照らして、当てはまらない数え方を機械的に外します。

そのうえで「本命のカウント」と「外れた場合の別のカウント」を2つ用意しておくと、想定外の動きにも慌てにくくなります。

日足や4時間足などの上位足で大きな流れを先に確認すると、短い足のカウントの迷いを減らしやすくなります。

波動カウントだけを根拠にした過信は避けるべきです。

注意点②:単体ではなく他のテクニカル指標と組み合わせる

エリオット波動だけで判断せず、移動平均線(SMA/EMA)や水平線(レジサポライン)などを組み合わせることをおすすめします。

たとえば「第3波のブレイクポイント」と「長期移動平均線からの反発」が重なる場所は、意識されやすい目安になり得ます。

第5波の終盤では、価格の高値更新とMACDなどオシレーターの動きが食い違う「ダイバージェンス」が、勢いの衰えを示す材料として使われることもあります。

ただしどの組み合わせも勝率を保証するものではなく、損切りルールとセットで運用することが前提です。

目標値の測り方はエリオット波動とフィボナッチの記事で解説しています。

まずは過去のチャートで、上昇5波・下降3波が分かりやすく現れている場所を探す練習から始めてみてください。

実際のトレードで使う前に、デモ環境や少額での検証を重ねることをおすすめします。

まとめ:相場の周期を理解して根拠のあるトレードをしよう!

FXトレードで成功するためのまとめイメージ図

エリオット波動は、相場の現在地を考えるための地図のような理論です。

  • エリオット波動は「上昇5波・下降3波」の計8波で1つの周期を作るとされる理論。
  • 波を数えるときは、第2波・第3波・第4波の3つのルールに照らしてカウントを絞る。
  • 比較的値幅を狙いやすいとされる「第3波」に注目するのが一つの王道パターンだが、必ず伸びるとは限らない。
  • リアルタイムの判断を補うため、フィボナッチや水平線と組み合わせ、損切りルールをセットで決めておくのが実践のコツ。

サイクルが頭に入っていると、「トレンドの終盤かもしれない」「第3波の初動かもしれない」と一歩引いてチャートを眺められます。

カウントは主観的になりやすく、ダマシも起こるものと理解したうえで、判断材料の一つとして活用することが大切です。

ぜひ日々のチャート分析に取り入れて、ご自身のトレードスキルを磨く材料にしてくださいね!

この記事のまとめ

  • ✓ エリオット波動は上昇5波・下降3波の計8波で1周期を作る
  • ✓ 値幅を狙いやすい第3波に注目するが必ず伸びるとは限らない
  • ✓ フィボナッチや水平線と組み合わせ損切りルールをセットで決める

▶ 次にやること

過去のチャートで波を数え、3つのルールに合うかを確認してから判断しましょう。

エリオット波動3つの鉄則へ

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資は元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の判断と責任で行ってください。

関連: みんなのFX

よくある質問

エリオット波動の基本サイクルとはどのようなものですか?

相場が上昇5波と下降3波、合計8つの波を1つの周期として繰り返すという考え方です。上昇局面は推進波と呼ばれる5つの波、その後の調整局面は3つの波で構成されるとされています。

なぜ「第3波」が注目されるのですか?

推進波の中で第3波は値幅が伸びやすく、比較的大きな値幅を狙いやすい波とされているためです。ただし必ず第3波が最も伸びるとは限らないため、他の波との比較や条件の確認が必要です。

エリオット波動を実戦で使う際の注意点は何ですか?

波のカウント自体に解釈の幅があるため、単独の根拠として使うのではなく、フィボナッチ比率や水平線など他の分析と組み合わせることが基本です。想定と異なる動きに備えて損切りルールをあらかじめ決めておくことも欠かせません。

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執筆者:dogarse(FXトレード歴8年・家計簿歴8年)
資金管理の失敗から立て直した実体験をもとに、投資と家計管理を実践目線で書いています。
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