家計簿の正しいつけ方。初心者がまず決めるべき3つのこと
家計簿をつけようと思っても、ノートを買っただけで手が止まってしまうことはありませんか。家計簿のつけ方で最初につまずくのは、書き方そのものより「何を・いつ・どこに記録するか」を決めていないことにあります。この記事では家計簿初心者が始める前に決めるべき3つのことを、私自身が実際に使っている方法と実数値つきで解説します。
家計簿アプリも手書きノートも試したことはあるんですけど、いつも3日でやめちゃうんです。そもそも家計簿のつけ方が間違ってるんでしょうか。
書き方の前に、始める前に決めておくことが3つあるんです。それさえ決めておけば、ノートかアプリかで悩む時間がぐっと減りますよ。私自身、20代の頃はレシートを溜めるだけで結局つけられずに終わっていたんですが、この3つを決めてから続くようになりました。
今回の記事の内容
- 家計簿を始める前に決めるべき3つのこと(何を・いつ・どこに記録するか)
- 私が実際にマネーツリーで運用している記録の流れと数値
- 書き始めてからつまずきやすいポイントと、次に読むべき記事
家計簿のつけ方で最初につまずく本当の原因

家計簿のつけ方を検索する人の多くは、実は「書き方」がわからないのではなく、「何を記録すればいいのか」「いつ書けばいいのか」が決まっていないまま始めてしまっています。ノートのフォーマットやアプリの機能を先に選んでしまうと、記録するデータの粒度が細かすぎて、数日で息切れするケースが典型的です。
私自身、20代の頃に家計簿を始めようとして、この失敗をそのまま経験しました。レシートは財布の中にどんどん溜まっていくのに、結局まとめて入力する時間が取れず、1ヶ月分をまとめて処理しようとした頃には何にいくら使ったかもあいまいになっていて、そのまま挫折したことがあります。さらに、費目を「食費」「外食費」「嗜好品費」のように細かく分けようとしたことも挫折の一因でした。分類そのものに時間がかかり、続ける気力が先に尽きてしまったのです。
家計簿は本来、家計の状態を把握して改善するための道具であり、完璧な記録を作ること自体が目的ではありません。この前提を最初に押さえておくと、後述する「決めるべき3つのこと」がなぜ重要なのか理解しやすくなります。なお、家計簿が途中で続かなくなる原因と対策については、当ブログの「家計簿が続かないのはなぜ?挫折する原因と続けるための5つのコツ【保存版】」で詳しく扱っているので、つけ方を覚えた後に合わせて読むことをおすすめします。
家計簿を始める前に決めるべき3つのこと

家計簿のつけ方で迷ったときは、書式を選ぶ前にこの3つを先に決めておくと、書き始めた後の迷いが大きく減ります。それぞれ、私が20代の頃の失敗から今の運用にたどり着いた経緯とあわせて見ていきます。
1. 何を記録するか(手入力するか、自動で連携させるか)
すべての支出を1円単位で手入力しようとすると、レシートの入力だけで挫折しやすくなります。私が20代の頃につまずいたのもここでした。今は銀行口座やクレジットカードを連携できる家計簿アプリ「マネーツリー(Moneytree)」を使い、支出をほぼ手入力せずに自動で取得する形に切り替えています。何を記録するかを「手入力する費目」ではなく「自動で連携される口座・カード」という単位で決めてしまうと、記録の手間そのものが発生しにくくなります。費目をどう分けるかの具体的な考え方は「家計簿の項目分け、ざっくりでいい理由|初心者向けシンプルな費目一覧」にまとめているので、記録する費目の粒度で迷ったらそちらを参考にしてください。
2. いつ記録するか(その都度か、週1回まとめてか、自動化するか)
買い物のたびにレシートを入力する方法は正確ですが、忙しい人には負担が大きくなりがちです。私は20代の頃、レシートを溜めて後でまとめて入力しようとして挫折した経験があるので、今は「いつ記録するか」を自分で決めないで済む方法を選んでいます。マネーツリーで口座・カードを連携していれば、支出は自動的に反映されるため、毎日決まった時間に手でつける必要がありません。もし手入力や週1回の集計を選ぶ場合でも、まずは1週間試してみて自分に合う頻度を探る、という進め方が現実的です。
3. どこに記録するか(手書きノート・アプリ・表計算)
記録先には手書きノート、家計簿アプリ、Excelやスプレッドシートなどの選択肢があります。手書きは自由度が高く支出への意識づけになりやすい一方、アプリは口座やカードと連携して自動で入力される手軽さが利点です。私は記録先をマネーツリー1つに一元化しています。記録先を分散させないことで、後から見返すときに「どこに何を書いたか」を探す手間がなくなるのがメリットです。どちらが自分に合うかはタイプ次第なので、「家計簿はアプリと手書きどっちがいい?タイプ別診断でわかる続けやすい選び方」で診断してから選ぶと選び直しの手間を減らせます。
私が実際に運用している記録の流れと数値

ここからは、私が実際にマネーツリーで運用している記録の流れを、手取り20万円を例にした数値とあわせて紹介します。金額はあくまで私自身の運用における一例であり、収入や生活環境によって適切な配分は変わります。
まず大枠で「固定費」と「変動費」に分ける
私はまず、手取り20万円を大枠で固定費と変動費の2つに分けています。家賃・通信費・保険料などの固定費に8万円、食費や日用品費といった変動費に12万円という配分です。固定費は金額がほぼ決まっているので一度把握すれば見直すタイミングまで手をかけずに済み、変動費だけを日々の記録の対象として意識すればよくなります。
さらに横断して「消費・浪費・投資」に分ける
固定費・変動費の大枠とは別に、私はすべての支出を横断する形でもう1つの分類を使っています。「消費」「浪費」「投資」の3つです。生活に必要な支出を消費、なくても困らないが使ってしまった支出を浪費、将来に向けたお金の使い方を投資として扱い、同じ手取り20万円を消費10万円・浪費5万円・投資5万円という形で見ています。これは固定費8万円・変動費12万円という分け方を上書きするものではなく、別の切り口として重ねて使っているイメージです。たとえば変動費の中にも消費的な支出と浪費的な支出が混ざっていますし、固定費の中にも見直せば浪費に近い支出が含まれることがあります。
私が20代の頃から続けているのは、マネーツリーで飲み会などの支出を自動的に「浪費」へ振り分けるように設定しておき、その浪費の合計を見ながら減らしていく運用です。手取りが20万円を超えた月は、超過分を全額貯金か投資に回すというルールもあわせて決めています。消費・浪費・投資という分類自体の詳しい考え方や、費目ごとの具体的な仕分け方は、当ブログの「3つの財布(消費・浪費・投資)で家計を管理する方法」で解説しているので、ここではつけ方の説明にとどめます。
続けるハードルを下げる書き方の工夫

完璧な家計簿を最初から目指す必要はありません。むしろ最初のハードルを下げるほど、書き始めた記録を継続できる可能性は高まります。ここでは代表的な工夫を紹介します。
固定費だけを先に管理する
家賃や通信費、サブスクなどの固定費は毎月ほぼ同額のため、一度記録すれば把握が済みます。まず固定費の一覧だけを作り、変動費の記録は慣れてから追加するという段階的な進め方も選択肢の一つです。
手入力ではなく自動連携で感覚をつかむ
費目を細かく分けて手入力するより、マネーツリーのようなアプリで口座・カードを連携し、自動で取得された金額を眺めるところから始める方法もあります。数字の精度より、使いすぎているかどうかの感覚をつかむことを優先する考え方です。
家計簿のつけ方でよくあるつまずきと考え方

書き方を決めて始めた後も、いくつか共通してつまずきやすいポイントがあります。あらかじめ知っておくことで、途中で投げ出す前に軌道修正しやすくなります。
数字が合わなくてもやめない
記録した支出の合計と口座残高の増減が一致しないことはよくあります。小さな誤差を追いかけて完璧にしようとするより、大まかな傾向をつかむことを優先し、誤差は「わからないもの」として割り切る考え方もあります。
忙しい週は記録を翌週にまとめてもよい
予定が詰まっている週に無理に毎日記録しようとすると、途中で心が折れやすくなります。私自身、20代の頃はレシートを手入力しようとしてこの壁にぶつかり、結局続きませんでした。今はマネーツリーで自動的に記録されるようにしているので、忙しい週があってもレシート自体を意識する必要がありません。手入力で管理する場合は、レシートやアプリの明細さえ残しておけば後からまとめて記録することも可能です。家計簿がなぜ続かなくなるのか、その原因と対策をより詳しく知りたい場合は「家計簿が続かないのはなぜ?挫折する原因と続けるための5つのコツ【保存版】」も参考にしてください。
まとめ

家計簿のつけ方で迷ったときは、書式選びより先に「何を・いつ・どこに記録するか」の3つを決めることが近道です。私自身は20代の頃にレシートを手入力しようとして挫折した経験から、今は口座・カードを連携できるマネーツリーで支出を自動的に取得し、大枠で固定費・変動費に分けたうえで、さらに消費・浪費・投資という切り口で浪費を減らす運用にしています。まずは自分に合う「何を・いつ・どこに」を決めるところから始め、消費・浪費・投資の分け方をもっと詳しく知りたくなったら「3つの財布(消費・浪費・投資)で家計を管理する方法」を、続かないと感じたときは挫折対策の記事を、記録先で迷ったときはアプリと手書きの比較記事を参考にしてください。家計簿は貯蓄や投資デビューへ進むための土台であり、まずは自分の支出を知ることから始めれば十分です。
