FXの相対取引とは?取引所取引との違いと注意点

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれています。

「FXの相対取引って何?」と検索して来た方に、結論からお伝えします。

相対取引(あいたいとりひき)とは、取引所を通さず、投資家とFX会社が1対1で価格を合意して売買する取引方式のことです。

国内の個人向けFXの多くはこの相対取引(店頭FX)にあたります。

一方、東京金融取引所(TFX)の「くりっく365」のように取引所を介する「取引所取引」も存在し、取引の相手方も価格の決まり方も相対取引とは異なります。

この記事では、相対取引の仕組みと取引所取引との違いを比較表で整理し、相対取引ならではの注意点まで解説します。

外国為替市場そのものの構造や取引時間など、市場全体の基礎知識はFX初心者ロードマップで扱っているので、そちらもあわせてご覧ください。

この記事でわかること

  • 相対取引(店頭FX)の仕組みと、取引の相手方の違い
  • 相対取引と取引所取引(くりっく365)の違い(比較表つき)
  • 相対取引で初心者が注意すべき3つのポイント

相対取引(あいたいとりひき)とは?取引所を介さない売買の仕組み

外国為替取引(FX)とは通貨を交換して利益を出す仕組みのイメージ

相対取引とは、証券取引所のような特定の場を介さず、あなたとFX会社が1対1で条件を合意して売買する取引方式のことで、「店頭FX」とも呼ばれます。国内FX会社のサービスはほとんどがこの形式です。

相対取引では、FX会社が銀行間市場のレートを参考にしつつ、自社の判断でレート(買値・売値)を提示します。

投資家はそのレートを見て「承諾する・しない」を選ぶ立場になるため、「取引する相手は市場そのものではなく、FX会社である」という構図を理解しておくことが大切です。

相対取引で注文が成立するまでの流れ

相対取引の注文は、FX会社が出した価格にあなたが応じる形で成立します。

1

取引画面で、FX会社が提示する買値(Ask)と売値(Bid)を確認する。

2

その価格で買うか売るかを選び、数量を入れて注文を出す。

3

FX会社が注文を受け、あなたとFX会社の間で売買が成立する(約定)。

相場が急に動いた場面では、注文時と約定時の価格がずれる「スリッページ」が起きることがあります。

起きる条件は会社ごとに違うため、取引説明書や約款で確認しておきましょう。

相対取引と取引所取引(くりっく365)の違いを比較表で確認

相対取引と取引所取引の違いを比較表でチェックのイメージ

相対取引の対になるのが「取引所取引(取引所FX)」です。代表例は東京金融取引所(TFX)が運営する「くりっく365」で、取引所(清算機関)を介した取引所為替証拠金取引にあたります。

両者の違いを表で整理してみましょう。

比較項目相対取引(店頭FX)取引所取引(くりっく365)
取引の相手FX会社と1対1取引所(清算機関)を介して取引
価格の決まり方FX会社が独自に提示するレート市場参加者の需給で決まる公示レート
運営元各FX会社東京金融取引所(TFX)
代表例国内FX会社の一般的なサービスくりっく365

取引所取引は、取引の相手方が特定のFX会社ではなく取引所(清算機関)になる点が相対取引との最大の違いです。

手数料やスプレッド幅、具体的な取引時間などの詳細は制度改正で変わることもあるため、最新情報は運営元である東京金融取引所(TFX)の公式サイトでご確認ください。

初心者向け情報の多くは相対取引(店頭FX)が前提になっている点も覚えておきましょう。

くりっく365はどこで口座を開けばいい?

くりっく365も、取り扱いのあるFX会社や証券会社を窓口にして取引します。

違うのは注文の行き先で、店頭FXはFX会社、くりっく365は取引所につながります。

同じ会社が両方を扱っていることもあるので、申し込み時にどちらの口座かを確かめてください。

相対取引で初心者が注意すべき3つのポイント

相対取引で初心者が注意すべき3つのポイントのイメージ

相対取引はスプレッドの狭さや取扱通貨ペアの多さといったメリットがある一方、FX会社との1対1の契約だからこそ注意したい点があります。次の3つは口座開設前に押さえておきましょう。

1. 提示されるレートは会社ごとに微妙に異なる

相対取引では、各FX会社が銀行間市場のレートを参考にしつつ自社のレートを独自に提示します。そのため同じ瞬間でもA社とB社で表示価格がわずかに違うことは珍しくありません。

2. スプレッドが実質的な取引コストになる

FX会社が提示する売値と買値の差を「スプレッド」と呼び、これが実質的な取引コストです。例えばドル円のスプレッドが0.2銭の会社で1万ドル取引なら、1回あたり約20円のコストです。

回数が増えれば積み重なるため会社選びの比較ポイントになり、相場急変時には広がることもある点に注意しましょう。

架空の例で積み重ねを計算してみます。1回約20円のコストでも、1日5回取引すれば約100円、それを20日続ければ約2,000円です。

3. 金融庁に登録された業者かを必ず確認する

相対取引は「契約相手であるFX会社の信頼性」がそのまま安全性につながります。日本国内でFXサービスを提供するには金融商品取引業の登録が必要で、登録業者の情報は金融庁の公式サイトで確認できます。

海外業者の広告に安易に飛びつかず、登録の有無を確認する習慣をつけましょう。

口座開設前に確かめたいチェックリスト

申し込み前に確かめたい項目は次のとおりです。

  • 金融庁の登録業者一覧に、その会社の名前があるか
  • 取引したい通貨ペアのスプレッドが、どんな条件で表示されているか
  • 相場急変時の約定の扱いが、取引説明書にどう書かれているか
  • 申し込むのが店頭FXの口座か、くりっく365の口座か
  • 本番の前に、デモ口座で注文の流れを試せるか

相対取引の仕組みを理解したら、次は証拠金とレバレッジの仕組みを解説した記事や、少額からFXを始める方法をまとめた記事もあわせてチェックしてみてください。

まとめ:相対取引の仕組みを理解して業者選びに活かそう

まとめ仕組みを理解して堅実な一歩をのイメージ

相対取引は、取引所を介さず投資家とFX会社が1対1で価格を合意して売買する仕組みで、国内の個人向けFXの主流です。

取引所取引(くりっく365)は取引の相手方が取引所(清算機関)になり、価格も市場参加者の需給で決まる点が大きな違いでした。

この記事のまとめ

  • ✓ 相対取引とは、取引所を介さず投資家とFX会社が1対1で売買する仕組み
  • ✓ 取引所取引(くりっく365)は取引所(清算機関)を介し、価格は需給で決まる
  • ✓ 金融庁登録業者を選び、レートやスプレッドを比較したうえで少額から始めるのが基本

▶ 次にやること

相対取引の仕組みを押さえたら、FX全体の基礎をロードマップで順番に確認してから判断しましょう。

FX初心者ロードマップへ

関連: みんなのFX

私は、「どこの、誰を相手に取引しているのか」を理解しておくことが、リスク管理の第一歩だと考えています。

相対取引と取引所取引の違いを押さえたら、金融庁に登録のあるFX会社を選び、デモトレードや少額取引で注文の流れを体験してみましょう。

【免責事項】
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。FX・株式などの投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任にてお願いいたします。詳しくは免責事項をご覧ください。

よくある質問

相対取引とは何ですか?

取引所を通さず、投資家とFX会社が1対1で価格を合意して売買する取引方式のことです。「店頭FX」とも呼ばれ、国内の個人向けFXの多くはこの形式にあたります。

相対取引と取引所取引(くりっく365)はどう違いますか?

相対取引は取引の相手方がFX会社であり、価格もFX会社が独自に提示します。一方、取引所取引(くりっく365)は取引の相手方が取引所(清算機関)になり、価格は市場参加者の需給で決まる点が異なります。手数料や取引時間の詳細は東京金融取引所(TFX)の公式サイトで確認できます。

相対取引で初心者が注意すべき点は何ですか?

取引の相手となるFX会社の信頼性が重要になるため、金融庁に登録のある業者を選ぶことが基本です。そのうえで、いきなり実弾で取引を始めるのではなく、デモトレードや少額の取引から仕組みに慣れていくことをおすすめします。あわせて、スプレッドの表示条件や急変時の約定の扱いも取引説明書で確かめておきましょう。

dogarse

執筆者:dogarse(FXトレード歴8年・家計簿歴8年)
資金管理の失敗から立て直した実体験をもとに、投資と家計管理を実践目線で書いています。
→運営者についてはこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

MENU
トップへ戻る