ソフトバンク株主優待の条件と申請方法【2026年9月時点】
ソフトバンク(証券コード9434)の株を持つと、株主優待としてPayPayマネーライトがもらえます。ただし、ソフトバンクの株主優待のもらい方には「100株以上を1年以上保有」「基準日は3月31日と9月30日」「株主優待サイトで自分から申請する」といった条件があり、申請を忘れると受け取れません。この記事では、2026年9月時点でソフトバンク公式サイトに掲載されている情報をもとに、条件・スケジュール・申請手順・買う前に押さえたい注意点を整理します。
ソフトバンクの株を持っていると、スマホの料金が安くなったりするんですか?優待の中身がよくわからなくて。
通信料の割引ではなく、PayPayマネーライトが進呈される仕組みです。もらうには条件と申請が必要なので、公式の情報をもとに順番に確認していきましょう。
この記事でわかること
- ソフトバンク(9434)の株主優待の内容と、対象になる株式・ならない株式
- 100株以上・1年以上という保有条件と、基準日・申請期日・進呈時期のスケジュール
- 株主優待サイトでの申請手順と、優待を目的に買う前に知っておきたいリスク
ソフトバンクの株主優待はPayPayマネーライト1,000円分【2026年9月時点】

ソフトバンク株式会社は、株主に当社の普通株式を長く保有してもらうことと、事業への理解を深めてもらうことを目的に、株主優待と株主特典イベントを実施しています。2026年9月時点で公式サイトを確認したところ、優待の内容は「対象となる株主にPayPayマネーライト1,000円分を進呈する」というものです。現金の配当とは別の仕組みで、通信料金の割引や自社商品の優待券ではありません。最新の条件はソフトバンクの株主優待公式ページで確認できます。
■ ここがポイント
対象は普通株式(9434)を100株以上、1年以上保有した株主です。保有株数が100株でも多くても、進呈額は一律1,000円分。株主優待サイトでの申請が必要で、自動では届きません。
もう一つ、優待とは別に「株主特典」という枠も用意されています。こちらはイベントやキャンペーンへの参加機会を抽選で提供するもので、実施は不定期です。公式のよくある質問では、応募は1株主につき1回とされ、抽選は該当する口数の当選確率で行われると案内されています。お金に換わる優待とは性質が異なるため、この記事では主にPayPayマネーライトの優待について解説します。
株主優待は企業ごとに中身も条件も大きく違います。金額を抑えて買える優待を横並びで見たい場合は、10万円以下の株主優待もあわせて確認してみてください。
優待をもらう条件は100株以上・1年以上の保有と基準日で決まる

ソフトバンクの優待は、株数と保有期間の2つの条件を満たしたうえで、基準日の名簿の記載で判定されます。それぞれ見ていきます。
保有株数は100株以上で、増やしても優待額は変わらない
対象になるのは100株以上を保有する株主です。公式のよくある質問では、保有株数によって優待の内容が変わることはなく、100株以上であれば一律でPayPayマネーライト1,000円分と明記されています。優待の面だけで見れば、100株を超えて買い増しても受け取れる額は増えません。
保有期間は基準日から1年後の基準日まで
保有期間は、3月31日から翌年3月31日まで、または9月30日から翌年9月30日までの、どちらかの1年間です。公式ページでは、初回の対象期間が2025年3月31日から2026年3月31日までと示されています。初回の判定については、注記で、同一の株主番号で3月31日と9月30日の株主名簿に3回以上連続して記載または記録されている株主が対象と説明されています。つまり、半年ごとの基準日に3回続けて名簿に載っている状態が「1年以上の保有」にあたります。
ここで見落としやすいのは、判定に使われるのは株を買った日ではなく、株主名簿に記載または記録された日だという点です。公式の注記でも、名簿の日付は株式を取得した日などとは異なると明記されています。基準日の直前に買うと、名簿への記載が間に合わない可能性があるため、何営業日前までに買えばよいかは利用する証券会社の案内で確認しておくと安心です。
また条件が「同一の株主番号」で判定されるため、証券会社の変更や名義が変わる手続きを予定している場合は、事前に公式のよくある質問や問い合わせ窓口で扱いを確認しておくのが無難です。
優待の対象外になる株式に注意
名前が似ているソフトバンクグループ(証券コード9984)の株式は、この優待の対象外です。公式のよくある質問でも、9984を100株持っていても適用されないと明記されています。また、ソフトバンクが発行している第1回・第2回社債型種類株式(証券コード94345・94346)も対象外で、対象は普通株式(9434)のみです。証券会社の画面で銘柄コードを確認してから注文するのが確実です。
基準日・申請期日・進呈時期のスケジュールを整理【2025年度の例つき】

優待のスケジュールは、基準日が3月31日と9月30日の2パターンあり、どちらが自分に当てはまるかで進呈時期が変わります。公式ページの内容を表にまとめると次のとおりです。
| 項目 | パターン1 | パターン2 |
|---|---|---|
| 基準日 | 3月31日 | 9月30日 |
| 保有期間 | 3月31日から翌年3月31日 | 9月30日から翌年9月30日 |
| 優待の申請期日 | 翌年3月31日 | 翌年9月30日 |
| 進呈時期 | 翌年5月 | 翌年11月 |
| 2025年度の例(保有期間) | 2025年3月31日から2026年3月31日 | 2025年9月30日から2026年9月30日 |
| 2025年度の例(申請期日) | 2026年3月31日 | 2026年9月30日 |
| 2025年度の例(進呈時期) | 2026年5月 | 2026年11月 |
出典はソフトバンク公式サイトの株主優待ページ(2026年9月時点)です。スケジュールは年度ごとに公式ページで更新されるため、申請前に必ず最新の表記を確認してください。
自分がどちらのパターンになるかの考え方
公式の説明では、100株以上を取得して株主名簿に記載または記録された日から、先に到来する基準日が起点になります。公式ページには、2025年2月に取得した場合と2025年8月に取得した場合の受領時期が図で示されています。考え方としては、2月に取得すれば先に来る基準日は3月31日、8月に取得すれば9月30日です。
この考え方を当てはめて、私が試算した例を挙げます。たとえば2026年10月に100株を取得して名簿にも同時期に記載されたと仮定すると、先に来る基準日は2027年3月31日です。保有期間は2027年3月31日から2028年3月31日、申請期日は2028年3月31日、進呈は2028年5月となります。取得から受け取りまで1年半以上かかる計算です。あくまで公式の説明を当てはめた試算なので、実際のスケジュールは公式ページで確認してください。
申請期日を過ぎると次回の基準日扱いになる
公式の注記では、申請期日までに申請が完了しなかった場合、適用される基準日が「申請日以降の次回基準日」に変更されるとされています。優待は変更後の基準日に応じた進呈時期で受け取る形になり、当初の予定より受け取りが後ろにずれます。期日ぎりぎりの申請は避け、条件を満たしたら早めに済ませるのが基本です。
申請方法は株主優待サイトとPayPay連携の3ステップ

ソフトバンクの優待は、条件を満たしただけでは受け取れず、株主優待サイトでの申請とPayPayアカウントの連携が必要です。公式ページの案内をもとに、流れを整理します。
事前に準備するもの
- 最新の配当金計算書に記載されている株主番号(9桁)・郵便番号・氏名
- PayPayが利用できるスマートフォン
ログインに使う株主番号などは配当金計算書に載っています。引っ越しや氏名の変更があった場合は最新の情報で試すよう案内されています。配当金計算書を紛失した場合や、番号がわからない場合は、公式ページに問い合わせ先として記載されているみずほ信託銀行の証券代行部へ連絡する形です。
申請の3ステップ
株主優待サイトに、株主番号・郵便番号・氏名でログインします。初回ログイン後にパスワードを自分で設定します。
画面の項目に沿って必要な情報を入力します。登録したメールアドレス宛に、申請完了の通知が届きます。
自分のPayPayアカウントを連携します。あとは進呈を待つだけで、進呈時には登録メールに知らせが届き、PayPayアプリの取引履歴でも確認できます。
2回目以降のログインでは、株主番号・郵便番号・設定したパスワードを入力したあと、メールアドレスに届くワンタイムパスワードの入力も求められます。
つまずきやすい点
公式のよくある質問から、申請でつまずきやすい点を挙げます。まず、ソフトバンクの携帯電話を契約していなくても、PayPayアカウントがあれば優待を受け取れます。逆に、PayPayアカウントを持っていない場合は受け取れないため、先にアカウントを作っておく必要があります。PayPayとの連携時は、一時的にWi-Fiをオフにするよう案内されています。
ブラウザのシークレットモード(プライベートモード)を使っていると、申請が正常に完了しない場合がある点も公式に注記されています。また、受け取りは原則として株主本人のPayPayアカウントで行いますが、申込日時点で18歳未満かつスマートフォンを持っていない株主については、両親などのPayPayアカウントで代理受領できる仕組みが用意されています。
優待の価値をどう見るか:利回りの考え方とリスク

優待は魅力的に見えますが、株を買うということは価格が変動する資産を持つということでもあります。優待だけを見て判断せず、いくつかの視点で整理しておきましょう。
優待利回りは「1,000円÷購入代金」で考える
優待の価値を測る目安が優待利回りで、進呈額を購入代金で割って求めます。ソフトバンクの優待は100株以上で一律1,000円分なので、100株分の購入代金が大きいほど利回りは低くなります。仮に購入代金が10万円なら1%、20万円なら0.5%、30万円なら約0.33%です。これは計算の考え方を示すための仮の金額で、実際の株価とは関係ありません。購入前に、証券会社の画面で最新の株価を確認して計算してください。
なお、株主への還元は優待だけではなく配当もあります。配当の内容や金額は決算資料やIR情報で公表されているため、優待と配当を合わせた還元は公式サイトの最新の資料で確認するのが確実です。
株価の変動と制度変更のリスク
最大の注意点は、1,000円分の優待は、株価が下がったときの損失を埋めてくれるものではないことです。保有期間中に株価が下がれば、その差額が優待額を上回ることもあります。反対に、株価が上がっても優待額は変わりません。
もう一つは制度変更のリスクです。株主優待は配当のように支払いが義務づけられたものではなく、企業が方針に応じて見直せる制度です。実際に、優待を廃止した企業の事例もあります。今後ソフトバンクの優待が変わるかどうかは誰にも予測できないため、優待の継続を前提にした投資判断は避け、公式のIR発表を定期的に確認する姿勢が必要です。
ソフトバンクの優待は、公式ページに「長く保有してもらうこと」が目的と明記されているとおり、1年以上の保有が前提の設計です。短期の売買を繰り返す使い方には向きません。同じ通信会社系でも、NTTはdポイントを保有期間に応じて進呈する別の設計をとっており、NTTの株主優待と見比べると、企業ごとの考え方の違いがわかります。
まとめ

ソフトバンク(9434)の株主優待は、2026年9月時点の公式情報では、100株以上を1年以上保有した株主にPayPayマネーライト1,000円分を進呈する制度です。基準日は3月31日と9月30日で、申請期日までに株主優待サイトで申請しPayPayアカウントを連携する必要があります。ソフトバンクグループ(9984)は対象外なので、銘柄コードの確認も欠かせません。優待は株価の下落を補うものではなく、制度が変更される可能性もあるため、優待だけを理由にせず、無理のない資金の範囲で検討することが大切です。最新の条件やスケジュールは、必ずソフトバンクの株主優待公式ページでご確認ください。
本記事は情報提供を目的としたもので、特定の銘柄の売買を勧めるものではありません。投資の最終判断は、ご自身の責任で行ってください。
この記事のまとめ
- ✓ 優待の内容はPayPayマネーライト1,000円分で、100株以上を1年以上保有した株主が対象(保有株数によらず一律)
- ✓ 基準日は3月31日と9月30日で、申請期日は翌年の同日、進呈は翌年5月または11月
- ✓ 受け取りには株主優待サイトでの申請とPayPayアカウントの連携が必要で、ソフトバンクグループ(9984)は対象外
- ✓ 優待は株価下落を補うものではなく、制度変更もありうるため、最新情報は公式サイトで確認する
よくある質問
ソフトバンクグループ(9984)の株を持っていても優待はもらえますか?
もらえません。公式のよくある質問で、9984を100株持っていても適用の対象外と明記されています。対象になるのは、ソフトバンク株式会社(証券コード9434)の普通株式を1年以上かつ100株以上保有する株主です。社債型種類株式も対象外なので、銘柄コードを確認してから購入するのが確実です。
ソフトバンクのスマホを使っていなくても優待を受け取れますか?
受け取れます。公式のよくある質問では、キャリアの契約に関係なく、PayPayアカウントがあれば優待を利用できるとされています。反対にPayPayアカウントがない場合は受け取れないため、申請前にアカウントを作成しておく必要があります。連携時は一時的にWi-Fiをオフにするよう案内されています。
申請期日を過ぎてしまったらどうなりますか?
期間経過後の申請では進呈を受けられず、次期の優待申請として扱われます。公式の注記では、適用される基準日が「申請日以降の次回基準日」に変更され、変更後の基準日に応じた進呈時期で受け取る形になると案内されています。当初の予定より受け取りが後ろにずれるため、期日には余裕を持って申請しましょう。

