KDDI株主優待の条件は?200株以上の内容と注意点を解説
KDDI(9433)の株式には、配当とは別にPontaポイントや商品セットなどから選べる株主優待があります。ただし優待を受け取れるのは、一定の株数と保有期間の条件を満たした株主だけで、今から買ってもすぐにはもらえません。本記事では、KDDI 株主優待 条件を軸に、2026年9月時点の公式情報をもとに、優待の内容・受け取り方・見落としやすい注意点を整理します。
KDDIの株に興味があって、優待も気になっています。でも何株から対象なのか、買ったらすぐもらえるのかがよくわかりません。
実は条件は株数だけでなく、保有期間でも決まります。KDDI公式サイトの情報をもとに、条件と注意点を順番に確認していきましょう。
この記事でわかること
- KDDI(9433)の株主優待の内容と、2026年9月時点で公式に確認できる条件
- 200株以上・保有期間・基準日から見た、優待をもらえる時期と必要資金の考え方
- 株主番号がリセットされる場面など、見落としやすい注意点
KDDI(9433)の株主優待は200株以上で受け取れる選択制【2026年9月時点】

KDDI(証券コード9433)は、株主優待として「Pontaポイント」「ローソン/成城石井の商品セット」「寄付」の3系統から1つを選ぶ制度を設けています。KDDIの株主優待制度ページ(2026年9月26日確認)では、この優待の目的を、株主への感謝に加えて、株式の投資魅力を高め、より多くの株主に中長期で保有してもらうことと説明しています。2026年度の優待は、2026年3月31日時点の株主名簿に記載された株主が対象でした。公式ページには、贈呈時期が2026年6月、申込みの受付は8月31日で終了したと記載されています。
■ ここがポイント
KDDIの株主優待は、200株以上を保有し、保有期間が1年以上5年未満なら2,000円相当、5年以上なら3,000円相当です。株数だけでなく保有期間も条件で、毎年3月末の株主名簿が基準になります。
KDDIの株主数は、公式の株式情報によると2026年3月31日現在で636,342名です。同じ通信大手でも、NTTはdポイントを進呈する形で保有期間の区切り方も異なります。違いはNTT株主優待の解説にまとめています。
KDDI株主優待の条件は「200株以上・保有1年以上・3月末基準」

KDDIの優待は、保有株数・保有期間・基準日の3つで受け取れるかどうかが決まります。2026年度の公式の条件表をもとに、順に確認します。
保有株数は200株以上が対象
対象になるのは、200株以上を保有する株主です。取引単位(1単元)は100株ですが、優待には2単元以上が必要で、100株だけの保有では対象になりません。KDDIは2025年4月1日付で1株を2株に分割しているため、過去の記事や資料に載っている株数は分割前の数え方の可能性があります。古い情報をそのまま当てはめないよう注意してください。
保有期間で優待額が変わる
200株以上の場合、保有期間が1年以上5年未満で2,000円相当、5年以上で3,000円相当です。2026年度の公式の条件表に載っているのはこの2区分で、1年未満の区分は記載されていません。
基準日は3月31日、保有期間は同一株主番号で数える
2026年度の優待の対象者は、3月31日時点の株主名簿で判定されます。9月30日は中間配当の基準日で、優待の判定は3月末の名簿です。保有期間は、同一の株主番号で3月31日の名簿に連続して記録されている年数で数えます。2026年度の場合、2025年3月末以前から同一の株主番号で記載されていれば「1年以上」、2021年3月末以前からなら「5年以上」の扱いです。株主番号は、9月30日と3月31日の名簿確定時点で保有していれば同一とされます。
贈呈品はPontaポイント・商品セット・寄付から選ぶ

2026年度の贈呈品は、次の3系統から1つを選ぶ形でした。内容は年度ごとに見直される可能性があるため、以下は2026年度の公式情報です。
| 贈呈品 | 内容 | 押さえどころ |
|---|---|---|
| Pontaポイント | Ponta提携店舗やオンラインサービスで使える共通ポイント | 受け取りにはPonta会員IDと連携したau IDが必要 |
| ローソン/成城石井 商品セット | ローソンのお菓子・発泡酒、成城石井のレトルト食品・アイスコーヒーなどから1つ | お届けまで2〜3カ月程度。直輸入ワインは3,000円相当のみ |
| 寄付 | 優待相当額を社会貢献活動団体へ寄付 | 自分では受け取らない選択 |
Pontaポイントは条件つきで1.5倍にできる
受け取ったPontaポイントは、取得ポイント数を上限に、au PAY マーケットの株主専用「お得なポイント交換所」で、au PAY マーケット限定のPontaポイントに1.5倍で交換できます。2026年度は交換期限が9月30日で、交換後のポイントの利用期限は交換日から30日後でした。仮に2,000ポイントを受け取った場合は最大3,000ポイント分に増えますが、使えるのはau PAY マーケットに限られ、期間も短い仕組みです。交換にはau PAY マーケットの会員登録も必要なため、普段の買い物で使う予定がある人向けと言えます。
申込みをしないと寄付扱いになる
公式ページには、期限内に申込みがなかった株主の優待相当額の一部は、社会貢献活動団体へ寄付されると明記されています。条件を満たしていても、申込みを逃すと受け取れない可能性がある点は、優待を目的に保有する場合に必ず押さえておきたいところです。申込みの方法や受付期間は年度ごとに異なる可能性があるため、公式ページで確認してください。
優待だけで判断しない:配当と合わせた利回りの考え方

優待の価値は、必要な投資額と配当を合わせて見ると位置づけがはっきりします。KDDIの配当情報ページ(2026年6月17日現在の記載)によると、1株当たり年間配当金は2025年度(2026年3月期)が80円で、24期連続の増配と説明されています。2026年度は前年度比5.0%増の84円を目指す予定です。ただし配当は見通しであり、将来の支払いが約束されたものではありません。
予定どおりなら、200株の年間配当は84円×200株=16,800円(税引前)です。ここで、仮に株価が2,500円だとして試算します。これは計算方法を示すための仮定で、実際の株価ではありません。購入資金は2,500円×200株=50万円で、年間配当16,800円は約3.4%です。優待2,000円相当を足した18,800円は約3.8%、優待3,000円相当を足した19,800円は約4.0%になります。
■ ここがポイント
配当と優待の合計に占める優待の割合は、2,000円相当で約11%、3,000円相当で約15%です。この銘柄の主役は配当で、優待は上乗せと捉えるのが実態に近くなります。
実際の株価は日々変わります。購入前に証券会社の画面で最新の株価を確認し、株価×200株で必要資金を計算し直してください。株価が上がるほど、投資額に対する優待の割合は下がります。優待や配当を目当てに買った株が値下がりすれば、優待や配当を上回る損失が出ることもあります。高配当株の選び方でも触れているように、利回りだけでなく株価変動のリスクも合わせて見る必要があります。
KDDI株主優待で見落としやすいリスクと今から買う場合の注意

KDDIの公式ページは、優待の受け取りに関わる注意点を細かく載せています。特に見落としやすいものを整理します。
株主番号が変わると保有期間が数え直しになる
保有期間は同一の株主番号で数えるため、株主番号が変わると、その直後の基準日から数え直しになります。公式が挙げる変更の可能性がある例は、証券会社の変更、婚姻や転居による氏名・住所の変更、相続、貸株サービスの利用、保有株を全部売却して権利付き最終日までに買い戻した場合、一般口座・特定口座とNISA口座の間の切り替えなどです。
⚠ 注意
5年以上の長期保有を目指す場合、途中でNISA口座へ切り替えたり、貸株サービスを使ったり、証券会社を移したりすると、保有期間が途切れる可能性があります。株主番号が変わるかどうかは、株式を預けている証券会社に事前に確認してください。
NISA口座で個別株を買うときの枠の仕組みは、新NISAの成長投資枠で解説しています。
今から買うと、最初の優待は早くても2028年ごろ
2026年度の基準を機械的に当てはめると、優待の対象は3月31日の名簿に1年以上連続で記載された株主です。2026年9月に買った場合、2027年3月末の時点ではまだ1年に届かないため、最初に対象になり得るのは2028年3月末の基準日で、贈呈は2026年度と同じ時期なら2028年6月ごろという計算になります。これは現行の条件が変わらない場合の試算です。2027年度以降の条件は、2026年9月時点で公式に発表されていません。
優待は廃止や変更の可能性がある
公式ページには、業績動向や会社方針の変更などにより、制度の廃止を含む見直しや内容変更が行われる可能性があると明記されています。優待は配当と違い、企業が任意に設計・見直しできる制度です。他社での廃止の経緯はオリエンタルランドの優待廃止で整理しています。
まとめ

KDDI(9433)の株主優待は、2026年9月時点で、200株以上を保有する株主に、保有期間が1年以上5年未満なら2,000円相当、5年以上なら3,000円相当が贈呈される制度です。Pontaポイント・商品セット・寄付から選ぶ形で、申込みを逃すと寄付扱いになる点に注意が必要です。優待は配当の上乗せと捉え、投資判断は株価と配当も含めてご自身で行ってください。最新の条件はKDDIの株主優待制度ページで確認できます。
この記事のまとめ
- ✓ 対象は200株以上で、保有1年以上5年未満が2,000円相当、5年以上が3,000円相当(2026年度)
- ✓ 贈呈品はPontaポイント・商品セット・寄付から選ぶ。申込みを逃すと寄付扱い
- ✓ 株主番号が変わると保有期間が数え直し。貸株・NISA切り替え・証券会社変更に注意
- ✓ 優待は配当の上乗せ。条件は変わる可能性があるため最新情報は公式サイトで確認
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資は元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の判断と責任で行ってください。
よくある質問
KDDIの株主優待は何株から対象になりますか?
2026年度の公式の条件表では、200株以上が対象で、100株のみの保有は対象外です。保有期間が1年以上5年未満なら2,000円相当、5年以上なら3,000円相当とされています。2027年度以降の条件は変わる可能性があるため、最新情報は公式サイトで確認してください。
KDDIの株主優待は今買えばすぐもらえますか?
すぐにはもらえません。基準日は3月31日で、その名簿に1年以上連続して記載されている必要があります。2026年度の条件を当てはめると、今から買った場合の最初の対象は2028年3月末の基準日となる計算です。ただし条件が変更される可能性もあります。
KDDIの株主優待の保有期間が途切れるのはどんなときですか?
株主番号が変わる場合です。公式ページでは、証券会社の変更、貸株サービスの利用、全株売却後の買い戻し、NISA口座と一般・特定口座の間の切り替えなどが例に挙げられています。該当するか不安なときは、株式を預けている証券会社に事前に確認するという選択肢があります。

