FX実績を8年半分公開|通算約108万円の負けと原因
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FXを何年も続けて、年末に損益を合計したら口座のお金が減っていた。
「自分はどこで負けているのか」が分からないまま、次の注文を出していませんか。
私のFX実績は、2018年4月から2026年9月18日までの8年半・3,897回の決済で、通算約108万円のマイナスです。
負けの大半は2021年の1年間に集中し、2022年以降も平均損失が平均利益を上回る形が続いていました。
この記事では、口座の約定履歴を機械集計した8年半の成績を公開し、同じ負け方を避けるための確認点まで順に説明します。
FXを8年以上続けてきたと聞きました。結局、トータルでは勝っていたんですか?
通算では約108万円のマイナスです。しかも損失の約73%は、2021年の1年間で出したものでした。
この記事でわかること
- 2018〜2026年・3,897決済の年別成績と通算約108万円のマイナスの内訳
- 損失の約73%を出した2021年の塩漬けと強制決済の中身
- 損切りと利確の比較から見えた負け方の構造と、2026年に入れた資金管理ルール
FX実績8年半の通算成績は約108万円のマイナス

8年半のFX実績は、3,897回の決済・勝率42.5%で、通算約108万円のマイナスでした。
プロフィットファクター(総利益÷総損失)は0.6で、1を下回っています。
取引スタイルは途中で大きく変わっているため、3つの時期に分けて見ると負け方の違いがはっきりします。
| 時期 | 決済数 | 勝率 | 損益 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 2018〜2020年(高頻度期) | 3,476 | 41.9% | 約-23.3万円 | 平均1万〜2.4万通貨で短時間の売買を繰り返した時期 |
| 2021年(塩漬け期) | 97 | 51.5% | 約-78.8万円 | 損切り注文の設置率45%・強制決済あり |
| 2022〜2026年(現行スタイル) | 324 | 46.0% | 約-6.2万円 | 平均1,000〜2,500通貨・損切り注文の設置率96〜100% |
数量を大きく下げた2022年以降は、損失の額そのものは小さくなっています。
ただし、5年間で年間プラスだったのは1,000円未満の2023年だけで、負け方の形そのものは変わっていません。
集計の方法: 口座の約定履歴CSVを機械集計
数字の出典は、私が使っている外貨exの注文履歴・約定履歴のCSVです。
2018年4月から2026年9月18日時点までの全決済を、自作のスクリプトで機械的に集計しました。
記憶やメモではなく、口座に残った記録だけを使っているので、都合の悪い取引も漏れなく入っています。
📝 補足メモ
損益は決済損益のみで、スワップポイントは含めていません。金額は1,000円単位に丸めて表記しています。
2026年1月1日〜8月5日の分は、集計した損益が口座照会の取引損益と一致することを確認しています。
年別のFX成績一覧(2018〜2026年)

9年分のうち、年間でプラスだったのは2020年と、ほぼ±0の2023年だけでした。
| 年 | 決済数 | 勝率 | 損益 | PF |
|---|---|---|---|---|
| 2018年(4月〜) | 1,450 | 42.7% | 約-7.1万円 | 0.8 |
| 2019年 | 1,568 | 38.8% | 約-29.9万円 | 0.8 |
| 2020年 | 458 | 50.2% | 約+13.7万円 | 2.8 |
| 2021年 | 97 | 51.5% | 約-78.8万円 | 0.1 |
| 2022年 | 48 | 39.6% | 約-0.3万円 | 0.7 |
| 2023年 | 19 | 63.2% | ほぼ±0(1,000円未満のプラス) | 1.2 |
| 2024年 | 80 | 50.0% | ほぼ±0(1,000円未満のマイナス) | 1.0 |
| 2025年 | 102 | 45.1% | 約-1.1万円 | 0.8 |
| 2026年(〜9月18日) | 75 | 42.7% | 約-4.8万円 | 0.4 |
| 全期間 | 3,897 | 42.5% | 約-108.3万円 | 0.6 |
PFはプロフィットファクターの略で、1を超えると利益が損失を上回った年という意味です。
表から読み取れるのは、勝率の高さと損益が一致しないことです。
2021年の勝率51.5%は全期間でも高い部類ですが、損益は9年間で最悪でした。
反対に、2020年は勝率50.2%でPFが2.8あり、9年間で唯一まとまったプラスを出した年です。
2026年は平均数量が約2,500通貨と2022年以降で最も大きく、PFは0.4まで下がりました。
最大の失敗は2021年の塩漬けと強制決済

8年半で最大の失敗は、2021年に損切りしないまま持ち続けた売りのポジションです。
2021年は97回の決済で約78.8万円のマイナスとなり、通算損失の約73%をこの1年で出しました。
33,000通貨の売りを約9か月持ち続けた
単独で最大の損失は、33,000通貨の売りを約9か月保有した末の強制決済で、約28.6万円のマイナスでした。
強制決済は、一般に含み損で証拠金が足りなくなったときに、業者側でポジションが自動的に決済されるものです。
証拠金維持率の考え方は証拠金維持率の計算方法にまとめています。
残りの決済も長期保有と損切りなしが中心
問題は1件だけではなく、2021年の取引全体の形にありました。
残りの96件も平均保有は約30日で、損切り注文の設置率は45%しかありません。
この年の平均利益は2,610円、平均損失は19,537円でした。
半分以上の取引で勝っていても、1回の負けが大きすぎて利益をすべて打ち消した計算です。
8年半の記録を並べると、損切り注文を置かない建玉が、最大の損失をつくっていました。
2022年以降のFX実績に残る負け方の構造

2022年以降の324決済は、勝率46.0%・PF0.62で、損小利大になっていません。
数量を1,000〜2,500通貨に下げ、損切り注文もほぼ毎回置くようになったので、2021年のような大きな損失は出ていません。
それでも約6.2万円のマイナスになった原因は、決済の種類ごとに分けると見えてきます。
| 決済の種類(2022年以降) | 件数 | 内容 |
|---|---|---|
| 損切り(逆指値)に到達 | 156件 | あらかじめ置いた損切り価格で決済 |
| 利確(指値)に到達 | 64件 | あらかじめ置いた利確価格で決済 |
| 手動で決済 | 103件 | 勝率76%・PF3.3・約+3.8万円 |
損切りに届く回数が利確の2倍以上
注文で決まった決済のうち、損切りに届いた156件は、利確に届いた64件の2倍以上ありました。
しかも平均利益は686円で、平均損失の957円より小さいままです。
勝率が5割を切っているのに、1回の勝ちが1回の負けより小さいので、回数を重ねるほど負けが積み上がります。
平均利益と平均損失の比の考え方はリスクリワードとPFの目安が参考になります。
手動決済だけがプラスだった
2022年以降で唯一プラスだったのは、手動で決済した103件です。
勝率76%・PF3.3で約3.8万円のプラスでしたが、それでも全体の負けは埋まっていません。
なぜ手動決済だけが勝てていたのかは、約定履歴の数字だけでは判断できません。
売り・買い、曜日、時間帯を変えても負けは同じ
入るタイミングや方向を変えても、2022年以降の成績は改善しない形でした。
- 売り186件はPF0.54で約-4.8万円、買い138件はPF0.76で約-1.5万円と、どちらもマイナス
- 曜日別では全曜日がマイナスで、金曜日の勝率26.8%が最も低い
- 時間帯別でも全時間帯がマイナスで、成績のよい時間帯は見つからない
私の記録で見る限り、問題は「いつ・どちら向きに入るか」より、1回あたりの損益の大きさの比率にあります。
2026年に変えたこと: 1回1,000円までの資金管理ルール

2026年8月5日からは、1回の許容損失を資金の2%にあたる1,000円に固定する資金管理ルールで検証しています。
きっかけは、7月に最初のルールを作ったあとも上限超えが続き、8月に損失が膨らんだことです。
改定前のルールでは上限超えが続いた
2026年1月1日〜8月4日の61決済を、7月に作った最初のルール(1回1,600円・5,000通貨)の基準で照合しました。
その結果、1回の損失上限を超えたのが15件、数量上限を超えたのが5件ありました。
2026年8月は13決済で勝率15.4%、約2.8万円のマイナスとなり、2026年の損失の58%をこの1か月で出しています。
8月5日から検証している新ルール
新しいルールは、損失の上限を先に決めてから数量を逆算する形にしました。
| 項目 | 最初のルール(2026年7月〜) | 検証期間(2026年8月5日〜) |
|---|---|---|
| 1回の損失上限 | 1,600円(資金の4%) | 1,000円(資金の2%) |
| 1回の数量上限 | 5,000通貨 | 4,000通貨 |
| 1日の停止ライン | -3,200円 | -2,000円 |
| 1か月の停止ライン | -8,000円 | -4,800円 |
どちらの期間も、損切り注文を必ず置くことと、自作のスコア判定で条件がそろったときだけ建てることを共通のルールにしています。
2%という考え方の計算方法は2パーセントルールの解説で説明しています。
新ルールでも守れていない点
9月18日時点では、新ルールの下でも上限超えは残っています。
- 8月5日以降の14決済のうち、1回の損失が1,000円を超えたのは10件
- そのうち9件は1,004〜1,352円の小幅な超過で、損切り幅に合わせた数量の計算し直し漏れが原因
- 数量の上限(4,000通貨)を超えたのは2件
- 1か月の停止ライン(-4,800円)は8月に超えた
スコア判定に沿った11決済の成績は2勝9敗・約1.0万円のマイナスです。
検証の目標は20決済なので、このルールでよくなるかどうかはまだ判断できません。
■ ここがポイント
上限超えの多くは、損切り幅が変わったのに数量を計算し直さなかったことで起きていました。ルールを決めるだけでなく、注文のたびに「1,000円÷損切り幅」で数量を出す手順まで固定する必要があります。
同じ失敗をしないための4つのチェックポイント

8年半の記録から、私が注文の前後に確かめることにした点は4つです。
どれも勝つための手法ではなく、損失が大きくなりすぎないための確認点です。
1. 損切り注文を置かずに建てない
損切り注文の設置率が45%だった2021年に、8年半で最大の損失が出ています。
2023年以降は設置率100%で、年間の損失は最大でも約4.8万円にとどまっています。
2. 数量は毎回「許容損失÷損切り幅」で出す
2026年8月5日以降の上限超えのほとんどは、数量の計算し直し漏れでした。
エントリー位置や損切り位置がずれたら、注文を出す前に数量を出し直します。
3. 平均利益と平均損失の比を記録で確かめる
2022年以降は平均利益686円に対し平均損失957円で、勝率46%では負け越す組み合わせでした。
勝率だけを見ず、1回の勝ちと負けの大きさを並べて確認します。
4. 年に1回は約定履歴をまとめて集計する
今回の集計で、曜日や時間帯を変えても成績がよくならないことが数字で分かりました。
感覚で原因を探すより、口座の記録を通しで見たほうが、直すべき点を絞り込めます。
まとめ

8年半・3,897決済のFX実績は、通算約108万円のマイナスでした。
最大の原因は2021年の損切りなしの長期保有で、2022年以降も平均損失が平均利益を上回る形が残っています。
2026年8月からの資金管理ルールの検証結果は、20決済がそろった時点であらためて公開する予定です。
家計の実数字は実録家計簿シリーズで毎月公開しています。
この記事のまとめ
- ✓ 2018年4月〜2026年9月18日の3,897決済で、通算約108万円のマイナス
- ✓ 損失の約73%は2021年。33,000通貨の売りを約9か月持ち続けた強制決済が約28.6万円
- ✓ 2022年以降は平均利益686円に対し平均損失957円で、損小利大になっていない
負けパターンを見直すときは、取引条件やスプレッドも含めて口座そのものを点検してみるのも一つの方法です。
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よくある質問
FXの損失は確定申告で翌年以降に繰り越せますか?
国内業者でのFXの損益は「先物取引に係る雑所得等」として、所得税15.315%と住民税5%の申告分離課税です(2026年10月時点)。損失は確定申告を毎年続けることを条件に、翌年以降3年間繰り越せます。給与やブログ収入など他の所得とは損益通算できず、スワップポイントも課税対象です。個別の判断は税務署か税理士に確認してください。
制度の詳細は国税庁のFXの課税関係で確認できます。
勝率が5割を超えていてもFXで負けることはありますか?
あります。この記事の2021年は勝率51.5%でしたが、平均利益2,610円に対して平均損失が19,537円あり、約78.8万円のマイナスでした。損益は勝率だけでなく、1回の勝ちと負けの大きさの比で決まります。
この記事の損益にスワップポイントは含まれていますか?
含まれていません。口座の約定履歴CSVにある決済損益だけを機械集計した数字です。2026年1月1日〜8月5日の分は、集計した損益が口座照会の取引損益と一致することを確認しています。
⚠ 注意
この記事は投資助言ではなく、個人のトレード記録です。特定の通貨ペアや売買のタイミングをすすめるものではありません。FXは証拠金を使う取引のため、元本を超える損失が出る可能性があります。取引するかどうかは、仕組みとリスクを確認したうえでご自身で判断してください。

